初夏の筍番!戸隠竹細工の森保全活動体験会

「初夏の筍番」戸隠竹細工の森保全活動体験会

6月16日は、戸隠竹細工の森保全活動体験会に参加してきました。お店でも扱わさせていただいている戸隠の竹細工の森!ということで張り切って行ってきました。雨も止み、職人さんたちが行く根曲竹の山まで行くことができました。

戸隠の竹細工に使う根曲竹は、この筍が美味しい時期に踏みつけられたり、採られてしまうと、竹細工に使う竹がいいものに育たなくなってしまうそうです。そのため、竹細工組合の職人さんたちが2週間の間、交代で山を守るため巡回しているのです。和やかで自然体の職人さん達、環境省の素敵な女性レンジャーの方たち、市役所の素敵な山ガールの方(なんと私の中高の同級生だったのです!おどろき)、中部森林管理局の方、ガイドの柔らかいおじさん、などなど、とっても楽しいメンバーでした。

朝5時から筍番の方は夕方くらいまで、山の中を巡回します。筍をたくさん採っている人を見つけ、筍を没収することがあるそうです。国有地なので、許可を得て竹細工の竹を得ている職人さんたちとは違い、一般の人は保護区域内で筍を伐採することは禁止されています。

そのようなお話を伺ったり、実際に竹をへぐところを見せいていただいたり、アクセサリー作りを教えていただいたり。森のミストでとても気持ち良く、おやつには、今はなかなか手に入らない井上さんの竹コーヒードリッパーで美味しいコーヒーをいただきました!

竹細工の背景の森へ行き、職人さんたちの材料であり、暮らしに結びついた山を守りながら、暮らしに必要な道具の材料を自然からいただき、それで丈夫なかごやざるを編んで。というのが、昔は当たり前だったかもしれないけれど、無駄がないというか、無理のない自然のサイクルのように感じました。1日に編める竹ザルは2枚くらいで、なかなか大変だというお話も聞いたり。たくさん物があふれる時代だけれど、実用の美があるこうした竹細工のものを暮らしに取り入れるというのは、その後ろにある豊かな森や職人さんたちの自然体で温かい手のぬくもりがふわ〜っと包んでくれるんじゃないかなと思います。お店には戸隠の根曲竹の竹ザルや竹かごが色々入荷しましたので、ぜひお手にとってくださいね!戸隠へ実際に行ってみるというのもオススメです。美味しい戸隠そば、パワースポットの戸隠神社など、いつも人でいっぱいですが…。

ご興味のある方は戸隠中社竹細工生産組合をチェックしてみてくださいね。